接骨院でできること！整体や整形外科と比較

著者：いわきり鍼灸接骨院

肩こりや腰痛、関節の違和感に悩み続けていませんか。日常生活に支障が出るほどの身体の不調や慢性的な痛みは、放っておくことで悪化する可能性があります。湿布や市販薬では改善されない症状に、どこに相談すればいいのか分からないと感じている方も少なくありません。

接骨院では、柔道整復師という国家資格を持つ専門職が、骨折や捻挫、脱臼、打撲などの外傷や筋肉の不調に対して的確な施術を行っています。整形外科や整体とは対応範囲が異なり、保険を使用して施術を受けられるケースもあるため、医療との連携や日常生活の支援を含めたアプローチが可能です。整骨院や整体と混同されがちな接骨院ですが、それぞれの役割や施術対象には明確な違いがあります。

どこに相談すべきか迷っている方や、慢性的な身体の不調をどうにかしたいと考えている方にとって、接骨院ができることを正しく知ることは大きな一歩です。専門的な視点から接骨院の特長や施術の流れを知ることで、自分の悩みに合った選択肢が見えてくるかもしれません。信頼できる情報をもとに、自分にとって最適な身体ケアの方法を探してみてください。

接骨院でできることを知っておきたい人へ

身体の不調や痛みに対してどのように対応しているのか

身体に不調や痛みが現れたとき、整形外科・整体院・マッサージ店・接骨院など、どの施設に相談するべきか迷う方は少なくありません。それぞれの施設が担う役割や対応できる症状は異なっており、特に接骨院は捻挫・打撲・脱臼・骨折などの外傷に強い施設として知られています。

接骨院では、国家資格である柔道整復師が施術を担当しており、関節や筋肉の状態を見ながら自然治癒力を活かす施術を提供しています。たとえば、スポーツ中に足をひねった場合や、家の階段で転んでしまったときなど、日常的なケガへの対応が可能です。

また、交通事故後のむち打ち症状や、肩こり・腰痛といった慢性的な悩みにもアプローチしています。ただし、症状の原因や経緯によっては、保険を使用して施術を受けられるか、自費施術になるかが異なります。そのため、事前に確認をしておくことが重要です。

以下の表では、代表的な症状と接骨院での対応内容、保険の使用可否について整理しています。接骨院の施術範囲をより明確に把握する参考としてご覧ください。

症状・状態	主な対応方法	保険使用の可否
肩こり	電気刺激による筋肉の緊張緩和、手技による可動域の改善	自費施術になる場合が多い
腰痛	骨盤や姿勢バランスの調整、温熱処置やストレッチ	原因によって保険施術の対象になることがある
捻挫	テーピングや包帯による固定、可動域の確保を目的とした施術	保険を使用して施術を受けられる
打撲	患部の冷却や手技による筋緊張の緩和、内出血の拡散を抑える対応	保険を使用して施術を受けられる
脱臼・骨折後のリハビリ	医師の同意を得たうえで、関節や筋肉の機能を回復させる施術	医師の同意を前提に保険を使用して施術を受けられる
スポーツによる障害	関節や筋肉の柔軟性を高めるための手技、必要に応じた電気施術や固定処置	急性の外傷であれば保険施術の対象になることがある
交通事故後のむち打ちや違和感	物理的刺激を軽減する施術、手技や温熱による緊張緩和、日常生活での注意点のアドバイス	条件を満たせば保険を使用可能（事故証明の提出などが必要）

国家資格を持つ施術者が行う主な対応内容とは

接骨院で施術を行うのは「柔道整復師」という国家資格を持つ専門職です。この資格を取得するには、文部科学省や厚生労働省に認可された専門学校や大学で、解剖学・生理学・運動学・臨床実技などを3年以上かけて学び、国家試験に合格しなければなりません。したがって、柔道整復師は、身体構造や筋肉、関節、神経に関する深い知識と、外傷に対する手技や判断力を備えている点で信頼性が高いといえます。

このような専門的知識と技術を活かして、接骨院では以下のような対応が行われています。

1. 関節や筋肉への手技施術
   筋肉の緊張や炎症を抑える目的で、部位に応じた手技を使って患部に刺激を与えます。痛みの出ている箇所だけでなく、姿勢や体の動かし方を総合的に確認しながら、根本的な原因にもアプローチしていきます。
2. 物理療法（電気・温熱・冷却など）
   電気施術では、筋肉や神経に微弱な電流を流すことで血行を促進し、痛みの軽減を目指します。また、慢性的なこわばりに対しては温熱機器を使い、急性の腫れや炎症にはアイシングで冷却を行います。これらは柔道整復師の判断によって使い分けられます。
3. 固定やテーピングによる患部保護
   捻挫や打撲といった外傷には、包帯やテーピングによって関節を安定させる処置が行われます。これにより、症状の悪化を防ぎながら自然治癒を促すことが可能になります。
4. 骨折・脱臼後のリハビリ的施術（医師の同意を得た場合）
   骨折や脱臼は整復後、医師の同意が得られれば、柔道整復師が機能回復を目的とした施術を提供できます。可動域を徐々に広げ、日常生活に戻れるように支援する内容です。
5. 姿勢や歩行動作のチェックと助言
   慢性の痛みを繰り返す人に多く見られるのが、日常生活での姿勢や動作のクセです。柔道整復師は、歩行バランスや座り方、荷物の持ち方といった点にも着目し、改善のための助言を行います。

できることを把握して接骨院の利用を検討するために

保険の対象になる場合とそうでない場合の違い

接骨院で施術を受ける際、保険を使用できるかどうかは非常に重要なポイントです。特に、初めて利用する方にとって「どんな場合に保険を使えるのか」「保険が使えないケースではどうなるのか」といった疑問はよく挙げられます。これらの疑問を明確にするために、保険施術の対象範囲や注意点をわかりやすく整理しておくことが大切です。

まず、柔道整復師による施術の中で保険を使用できるのは、急性または亜急性の外傷性がある症状に限られています。たとえば、日常生活やスポーツ中に起きた「打撲」「捻挫」「挫傷」などが該当します。さらに、「骨折」「脱臼」に関しては、医師の同意が必要ですが、こちらも条件を満たせば保険施術の対象となります。

以下のような表で、施術内容と保険利用の可否を整理するとわかりやすくなります。

施術対象となる症状	保険の使用	備考
打撲	使用できる	原因が明確な外傷
捻挫	使用できる	スポーツや転倒時など
挫傷	使用できる	筋肉や軟部組織の損傷
骨折	使用できる（要医師の同意）	骨の連続性の断裂
脱臼	使用できる（要医師の同意）	関節が外れた状態
慢性的な肩こりや腰痛	使用できない	自費施術の対象

整体や整形外科などとの対応範囲の違いについて

接骨院・整骨院、整体、整形外科はそれぞれ似たような印象を受ける施設ですが、実際には「できること」に明確な違いがあります。接骨院で施術を行うのは国家資格を持つ柔道整復師であり、法的に認められた範囲内で手技による対応を行う点が大きな特徴です。一方、整体は主に民間資格の施術者によるもので、国家資格とは異なり、医療行為にはあたりません。

整形外科との違いにおいては、整形外科は医師が在籍しており、画像検査（レントゲンやMRIなど）を通じた判断が可能であり、投薬や手術などの医療行為も行えます。対して接骨院は、あくまで手技による施術とサポートを行う場所であり、医療機関とは明確に線引きされています。

以下に代表的な違いをまとめます。

施設名	対応者	国家資格	主な施術内容	保険使用
接骨院	柔道整復師	あり	手技による外傷対応	条件により使用可
整体	整体師（民間資格）	なし	骨格調整やリラクゼーション	使用不可
整形外科	医師	あり	診察・薬の処方・手術など	使用可

接骨院の利用前にできることを理解しておく意味

初めて訪れる際に知っておきたい施術の流れ

初めて接骨院を訪れる際には、「どのような手順で施術が進むのか」「必要な持ち物はあるのか」「どんな会話があるのか」といった具体的な流れがわからず、不安に感じる方も少なくありません。安心して施術を受けるためには、事前に流れを把握しておくことが非常に有効です。

接骨院での施術は、医療機関とは異なる形で進行します。まず来院後には、受付で名前や連絡先、症状の概要などの記入を行います。これが「予診票」と呼ばれる初期情報の収集工程で、今後の施術方針を決めるうえで重要な情報となります。次に、柔道整復師による問診が行われます。ここでは、いつからどのような症状が出ているのか、きっかけは何か、どの程度の頻度や強さがあるのかを丁寧に聞き取られます。

問診に続いて、実際に患部の視診・触診・可動域の確認などが行われます。これは「判断」にあたる部分で、ここで痛みの原因や状態の深さ、周辺の筋肉や関節の状態を把握します。必要に応じて、テーピングや電気刺激機器の使用、冷却・温熱療法などが加えられる場合もあります。

以下に、施術の一般的な流れを表にまとめます。

ステップ	内容	詳細
1. 受付	来院時の基本情報記入	保険証や診察券の提示が必要な場合あり
2. 問診	症状の聞き取り	発生時期・痛みの性質・生活背景など
3. 判断	視診・触診・動作チェック	状態を的確に把握
4. 施術	手技療法や物理療法	状態に応じた対応を柔軟に実施
5. アドバイス	生活習慣や日常の注意点など	再発防止の指導を含む

できることの範囲を知ることで接骨院の役割を見直す

事故後やスポーツによる痛みに対して行われる対応

交通事故やスポーツ中の接触などによる衝撃が身体に与える影響は大きく、打撲・捻挫・挫傷といった外傷が生じやすくなります。こうしたケガに対して、接骨院では的確かつ早期に対応する体制が整っており、自然治癒力を引き出しながら機能の回復を目指す施術が実施されています。

特に柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの外傷性の損傷に関する施術に特化しており、事故やスポーツによる負傷に対する専門的な知識と技術を有しています。これにより、損傷部分の状態を正確に判断し、腫れや痛みの程度、関節や筋肉の動きに合わせて、施術方針を決定していきます。

たとえば、交通事故によるむち打ちや打撲に対しては、患部のアイシングや物理療法（電気・超音波など）による初期対応を行い、その後、可動域を回復させるための手技やストレッチを段階的に導入していきます。一方、スポーツによる捻挫や筋肉の損傷に対しては、固定やテーピングを用いながら、患部を安定させたうえで施術を進めます。

以下に、事故・スポーツ後における主な対応内容を整理しました。

対象となる痛み	施術内容	使用される技術・道具
打撲・挫傷	冷却・固定・マッサージ	アイシングパック、テーピング
捻挫	可動域の確保と安静指導	包帯・固定バンド
脱臼	早期の判断と医師との連携	柔道整復技術、医師の同意下で整復
むち打ち	筋肉緊張の緩和と再発予防	電気刺激装置、手技療法
関節の痛み	ストレッチと筋力サポート	スポーツテープ、リハビリ補助具

慢性的な不調に対して接骨院ができる対応内容

現代社会では、慢性的な不調を抱える人が増加しており、特に肩こり・腰痛・関節のだるさ・頭の重さなどは、多くの人が日常的に経験する悩みとなっています。これらの症状は、姿勢の悪化や筋肉の緊張、生活習慣の乱れからくるケースが多く、放置することで慢性化しやすいという特徴があります。

接骨院では、こうした慢性的な不調に対しても、原因を見極めたうえで的確な施術を行っています。特に、柔道整復師が行う手技によって、筋肉や関節の緊張を和らげ、血流を改善することで、不調の根本的な原因にアプローチすることが可能です。

慢性的な不調に対する施術では、患者一人ひとりの生活スタイルや身体の状態に合わせたプランニングが重要となります。たとえば、デスクワーク中心の生活で首や肩が凝り固まっている方には、首肩周りの筋肉に対する手技や温熱療法が行われます。また、長時間の立ち仕事で腰に負担がかかっている場合には、骨盤周辺の調整やストレッチが組み込まれることもあります。

慢性的な不調への対応を以下のようにまとめました。

主な不調	施術の焦点	主な技術
肩こり・首のだるさ	筋肉の緊張緩和・姿勢の調整	手技療法、温熱
腰痛	骨盤調整・ストレッチ	関節アプローチ、固定具
頭の重さ	血流改善・首の可動域向上	マッサージ、電気刺激
関節のこわばり	可動域回復・筋肉バランス調整	ストレッチ、軽度運動指導

まとめ

接骨院で対応できる内容を正しく理解することは、自分の身体の不調や痛みとどう向き合うべきかを判断する上で非常に重要です。特に打撲や捻挫、挫傷など日常的に起こりやすい外傷に対しては、医師の同意がなくても保険を使った施術を受けられるケースがあります。また、骨折や脱臼のリハビリにおいては医師の同意を得た上で対応が可能であり、施術者である柔道整復師は国家資格を有しているため、一定の専門性と技術を備えています。

整形外科や整体とは異なり、接骨院では患部の状態を見極めながら手技や固定、物理療法を活用したアプローチが主流です。柔道整復の技術は外傷の早期回復を支える重要な役割を持ち、交通事故やスポーツによるケガなどにも幅広く対応できます。特に慢性的な腰痛や肩こり、筋肉の張りなどについても、継続的な通院により機能改善や痛みの軽減が期待できます。

施術を受ける施設の環境やアクセス面も、安心して通い続けるための大切な要素です。予約制の導入や設備の清潔さ、待ち時間の配慮など、接骨院ごとに工夫が見られます。施術者との相性やコミュニケーションのしやすさも、長期的な身体のメンテナンスには欠かせない視点です。

不調を抱えたまま放置すると、症状が進行し通院期間や施術回数が増えるリスクもあります。自分にとって必要な施術や対応内容を知り、適切なタイミングで行動することが、健康な生活を取り戻す近道になります。接骨院の特徴を正しく理解し、自分の症状に合った活用法を見つけることで、今よりもっと快適な毎日を目指せるはずです。

よくある質問

Q.接骨院ではどのような症状に対応できるのですか？
A.接骨院では、打撲や捻挫、挫傷といった急性のケガに対して柔道整復師が国家資格に基づいた施術を行います。骨折や脱臼についても、医師の同意があればリハビリとしての施術が可能です。腰痛や肩こりなどの慢性的な痛み、スポーツや交通事故によるケガへの対応も行われています。特に患部に対する整復や固定、物理療法などを組み合わせたアプローチで、早期の機能改善を目指すことができます。整体やマッサージと異なり、柔道整復の技術に基づいて筋肉や関節に直接アプローチするのが特徴です。

Q.通院を続けると身体にどのような変化がありますか？
A.継続的な通院によって筋肉の柔軟性が向上し、関節の可動域が広がるなど、身体の機能改善が見られることがあります。腰痛や肩こりといった慢性的な症状が和らぐケースもあり、日常生活での動作がスムーズになったと感じる方も多いです。接骨院では痛みの原因にアプローチするため、表面的なケアではなく根本的な改善を目指す施術が受けられます。また通院の過程で施術内容や身体の状態について説明を受けることで、自分の体に対する理解も深まり、セルフケアの意識も高まります。継続的な施術は身体全体のバランスを整える一歩となります。

院概要

院名・・・いわきり鍼灸接骨院
所在地・・・〒770-0944 徳島県徳島市南昭和町６丁目３６−５
電話番号・・・088-661-3756